日本には10年以上に渡って継続して配当を増やしている「連続増配株」が存在します。
「連続増配株」はリーマンショックやコロナショックなどの金融危機においても配当を減らすことなく増配を続けてきており、安定した業績を上げている企業がほとんどです。
「連続増配株」は保有しているだけで投資元本に対する配当利回りが上昇していくため、長期投資先として手堅い銘柄となっています。
本記事では、日本の「連続増配株」ランキングトップ10を様々なデータとともにご紹介しますので参考にしてみてください。
日本の「連続増配株」ランキングトップ10
【1位】花王(連続増配31年)
花王は一般消費者向けの化粧品や洗顔・全身洗浄剤、衣類用洗剤、おむつなどのほか、産業用の油脂製品や界面活性剤などの機能性材料製品を国内・海外で製造・販売する日用品メーカーです。
株価は長年高水準を維持していましたが、ここ最近下落が続いています。PERは20倍付近で一般的には割高の水準ですが花王の過去のPERを見ると低い水準となっており、配当利回りも2%を超えているため、株価のさらなる下落があれば買いをオススメします。
【2位】リコーリース(連続増配26年)
リコーリースは複合機、パソコンなどのオフィス関連機器のリース、融資・住宅ローンなどの貸付、集金代行サービスなどの各種金融サービスを提供している企業です。
配当利回りは3%を超えており直近10年のデータと比較しても高い水準にあることが分かります。また、100株保有で株主優待として2,000円相当のクオカードをもらえるため、総合利回りは3.5%を超えます。
株価は横ばいの状況が続いているため、大きな下落があれば買いのタイミングだと思います。
【3位】SPK(連続増配23年)
SPKはクラッチ、ブレーキなどの車を動かすために必要な自動車部品や産業車両部品を扱う専門商社です。
配当利回りは3%を超えており、平均的に高水準と呼ばれるレベルですが、株価は横ばいを続けており、現時点では様子見したい銘柄です。
今後、株価が大きく下落することがあれば購入もありかと思います。
【4位】三菱HCキャピタル(連続増配22年)
三菱HCキャピタルは再生可能エネルギー事業や不動産投資事業、航空機・鉄道貨車のリース事業、病院・介護施設の事業運営など様々な事業を手掛ける多角企業です。
配当利回りは驚異の4%超え。株価は低価格かつ安定しており、長期保有に非常にオススメです。株価が大きく下落するようなことがあれば迷わず買いです。
【4位】小林製薬(連続増配22年)
医薬品、オーラルケア商品、スキンケア商品、トイレタリーなどの製造販売を行う製造販売企業です。
近年株価は横ばいの状況ですが、長期スパンで見ると緩やかな右肩上がりを続けています。配当利回りは1%以下であり、株価も高いため、なかなか手の出しづらい銘柄だと思います。
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